トレードは知識を抑制する力も必要

2011年5月30日メンタル, トレードルール

普通に社会生活を送ってると、知恵のある人間は大成しやすいです。

あ、ちなみに、「知恵」っていうのは、

知識を複合してアイデアを生み出せる力を「知恵」と勝手に定義してます。

強力なアイデアマンの場合、知識が乏しくても良いアイデアを生み出せる人もいるんですけど、やはり知恵を生み出すには、知識があると、より有利です。

ところが、

トレードの世界では、知識がありすぎると勝てないことがあります。

• 経済ニュース
• 板、歩み値、出来高、売買代金、VWAP、逆日歩、信用倍率
• ローソク足、移動平均線
• ボリンジャー・バンド
• RSI、RCI、DMI
• PIVOT
• ストキャスティクス
• サイコロジカル
• 一目均衡表
• 　・・・・

挙げたらキリが無いほどの知識をもっていたとしましょう。

こういう人で、マジメな性格の場合、

「こっちの指標では買いだけど、こっちの指標では売りだ！」
「ボリンジャーではなんたらだけど、乖離率がどーたらこーたら」

とか、延々言い続けて、結局身動きが取れない（笑

まぁ、ある意味、

身動きが取れない ＝ 取引できない ＝ 損をしない ＝ 幸せ！

という方程式が成り立つので良いのかもしれませんけど（笑

特にテクニカルチャートなんて、そんなにいっぱい見る必要ないですよ。

テクニカルチャートを３個も４個も気にして見てる人は、多分、身動き取れないか、それ以上に勝てません。

基本的に板とニュース ＋ テクニカル１・２個あれば十分です。

どのテクニカルを使うかは、まぁ、トレードルールにもよりますけど。

私の場合、いわゆるトレンドラインによる王道手法なので、

板と出来高、ローソク（日足、週足、月足）と移動平均（５日、２５日）しか見てません（デイトレの時は２分足なので、ちょっと特殊？かも）。

ハッキリ言うとですねー

みたいな事やってる人・・・ ヤバイ です（笑

頻繁にトレードルールを変更してる人は、やたら知識が豊富になってしまうことがありますが、これを抑制するメンタルも必要ですよ。

特に、トレードルールを設定して４~５回ほど取引して「勝てないからダメだ！」

とか言ってる人は 特にヤバイ です。

なぜなら、この世には、２０～３０回連続で負けたとしても３１回目で全てを取り返せる手法もあるんですよ。

基本的にひとつのルールを設定して、とにかくそれに従うことを１～２年続けてみましょう。

そうすれば、メンタルも感性も磨かれていきます。そして、そこからようやく勝てるようになるんです。

ちなみに、私は勝てるようになるまで４年かかってます（笑

「勝てない」理由は、手法じゃなくてメンタルです。

メンタルの弱さが原因なのに、「トレードルールが悪い」とか言い訳して、頻繁にトレードルール変更してる人は、早く引退したほうがいいです！